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三代目J Soul Brothersのドキュメンタリー映画「Born in the EXILE」レビュー

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今や飛ぶ鳥を落とす勢いの三代目J Soul Brothers

そんな彼らに密着したドキュメンタリー映画が2016年に公開されました。今回は、その映画についてのレビューです。

ドームツアーの密着ドキュメント

アーティストのドキュメンタリーであれば、ファンにとっては涙無くしては観られない貴重な作品となるでしょうが、それ以外の人にとっては通常興味がないでしょう。

しかしこの映画は、今日本でもっとも人気のあるアーティストが、苦悩の日々を過ごしながらも乗り越え、夢を叶えていく映画ということもあって、とても興味深く拝見しました。

内容は、三代目の夢だったドームツアーを実現するまでの軌跡。

彼らは人知れず、下積み時代を耐え抜き、人気者になったのです。突然スターダムに登りつめたわけではありません。

だからこそ、トップアーティストになった今でも、陰の努力を忘れない。筋トレも、ボイトレも、常に真っ向勝負で真剣に取り組みます。

インタビューや、ふとした場面からわかる人柄の良さ。きっと、下積み時代からいい意味でなんら変わっていないであろう人間性や本質は、観ていて気持ちが良い。

7人全員が、人としてとても魅力的なのです。普通は7人もいれば、1人くらいは調子に乗っている人がいてもおかしくないようなものですが。

注目はボーカルの今市さん

そんな中でも、注目を浴びるのは今市さんでした。ボーカルということもあってか、それでも相棒の登坂さんよりも、格段に彼の登場シーンが多かったように思います。

きっと、彼の言動は映画としてドラマティックで絵になりやすいのでしょう。

他のメンバーはドラマや映画、バラエティと幅を広げる中、彼だけはあえて、真摯に歌と向き合っていて潔さを感じるのです。

泣いて笑って、彼の持つ豊かな表情が、クールな印象の三代目に人間らしさをもたらす。

そして、ライブではひときわ輝きを放ちます。

ラストのコメントは胸を打たれます。今市さんは職人さんから転身したそうですが、やはり覚悟が据わっていると感じました。

本編の中で、ボーカル2人が1曲の歌詞を徐々に作り上げていく様子が度々映ります。

その曲を聞いた瞬間、3万分の2として選ばれた2人の苦悩や葛藤は相当なものであったろうことが頭をめぐり、そんな思いも報われたような気がして晴れやかな気分になりました。

なるほどこの声は、三代目やファンの宝物なんだろうな。人気が出るのもうなずける。

 

そして、タイトルのロゴが誰かの手書きで何とも微笑ましいなぁと思っていたら、これは今市さんの直筆なんだとか。

字はその人の内面を表すもの。劇中でもとてもきれいな字で作詞をしていて、また一つ彼らの良さを見出した気がしました。